10月24日(火)に、福岡市博物館から講師をお招きして、「野芥遺跡講話と勾玉(まがたま)づくり」を行いました。
早良区にはいくつかの遺跡がありますが、数年前野芥にも古墳時代やその後の時代の痕跡があることが判明しました。野芥遺跡の話を聞いた後、古代の人々に思いを馳せながら勾玉づくりに挑戦しました。13名の方が参加されました。
始まり始まり まずは野芥遺跡のお話 |
野芥校区の東側には、弥生時代から古墳時代の集落跡や 奈良時代の製鉄炉の跡などが見つかっています。 製鉄炉があるということはその時代の最先端の技術をもった人々が この野芥校区にいたということですね。 |
いよいよ勾玉についての説明です。 勾玉は、強さへの憧れ、おくりものや宝、権力の証、生命や魂の象徴と して作られたそうです。昔の人の思いがこめられたアクセサリーです。 |
勾玉は、縄文時代、弥生時代、古墳時代と作られました。 時代時代によって形に特徴があります。 私達がつくるのは、弥生時代の定型化されたものに似ていますね。 |
勾玉の材料には、ひすい、めのう、ガラス、滑石(かっせき)が使われました。 糸島市の潤地頭給遺跡は、玉づくりの村だったそうです。 いよいよ、マイ勾玉づくりです。 |
みなさんもくもくと作業に集中!!滑石を削る音だけが講堂に響きます。 最初は目の粗いやすりで大まかな形を削り出していきます。 滑石は柔らかいので、面白いように削れます。 |
だんだんと形ができてきました。手は真っ白です。 |
仕上げは目の細かなやすりで磨きます。 磨けば磨くほどつやがでてきます。 最後にひもをつけて完成です。 |
素敵な勾玉の完成です。 どんな思いがこめられているのでしょうか。 |
私達の野芥校区にあった野芥遺跡のお話から始まり、マイ勾玉づくりに熱中した1時間40分でした。
私達が住む同じ場所に大昔住んでいた人々がどんな暮らしをしていたのだろうと想像を膨らませることができました。また話だけではなく勾玉づくりも体験することができ、楽しいシニアカレッジとなりました。
博物館の講師の先生、お話だけではなくいろいろな細かな準備をしてくださりありがとうございました。 END