8月27日、福岡大学病院の地域連携室の村上敏史さん、地域連携センター斎藤瞳さん(医療ソーシャルワーカー)、東まりこさん(看護師)をお迎えして、「知っててよかったがん治療費対策」と「がん治療の備え」というお話をしていただきました。
医療ソーシャルワーカーとは、保健医療機関等において患者や家族の相談にのり、社会福祉の立場から経済的・心理的・社会的問題の解決、調整、社会復帰を支援する方のことだそうです。
医療ソーシャルワーカーの斎藤さんから次のようなお話がありました。
「知っててよかったがん治療対策」
〇医療費の負担を軽くする公的制度
〇マイナンバーカードの活用
〇生活を支える制度
〇介護保険制度
プレゼンと資料を使って丁寧に説明していただきました。 ただ制度がなかなか複雑なので一度で理解するのは難しかったです。 こうした制度があるのでもしもの時は利用できるなという理解はできました。
その後「がん治療の備え」について、東さんが説明してくださいました。
アドバンスケアプランニングが大切ですというお話でした。アドバンスケアプラン(人生会議)とは、もしもの時のためにあなたが望む医療やケアについて、前もって考え、繰り返し話合い、共有する取り組みだそうです。
「あなたが大切にしていることは何ですか?」→「あなたが信頼できる人はだれですか?」→「信頼できる人や医療・ケアチームと話し合いましたか?」→「話し合いの結果を大切な人たちに伝えて共有しましたか?」 意思は変化することがあるため、このサイクルを何度も繰り返すのだそうです。
またがん予防の大切さについてもお話がありました。
最後に福岡大学病院の「がん相談支援センター」の紹介がありました。福岡大学病院にかかっていなくても、相談ができるそうです。患者さん同士で悩んでいることや困っていること等を話し合う会(たんぽぽの会)もあるそうです。
万が一の時は相談にのってくれる人がいる、相談できる場所があると知れたことが良かったと思いました。
丁寧に説明してくださった斎藤さん、東さんありがとうございました。